ahamoホームページより
私は、NTTドコモのahamo をスマホの回線として利用していますが、その中で光回線として「ahamo光」を半年前に契約しました。今回はahamo光を使ってみて感じたことをレビューしてみようと思います。
1:そもそもahamo とは?
ahamo (アハモ)は、NTTドコモが提供するオンライン専用の格安モバイル通信プランです。月間20GBのデータ通信、5分間の国内通話がかけ放題で、月額2,970円(税込)というシンプルな料金設定が特徴です。
念の為主な特徴を挙げておくと以下があります。
- シンプルな料金プラン: 月額2,970円(税込)で20GBのデータ通信と5分かけ放題が含まれます。
- オンライン専用: 申込、契約内容の変更、各種手続きはすべてオンラインで行います。
- 20GBを超えても1Mbpsで使い放題: 月20GBの高速データ通信を使い切っても、最大1Mbpsで通信速度が制限され、追加料金なしで使い続けられます。
5分かけ放題: 国内通話が5分間まで何度でもかけ放題です。(5分を超える通話は30秒/22円) - dカードを所有していれば追加でギガが付与:dカードなら+1GB、dカードゴールドなら+5GBプラスで使えます。
- 海外でもそのまま使える: 海外82の国と地域で、追加料金なしでそのまま利用できます。(15日間で20GBまで)これは割と大きいと思います。
そんなahamo と所謂抱き合わせ販売限定で提供されているのが、ahamo光です。
2:ahamo光の特徴
ahamo光の特徴は以下のようなものになります。逆に注意点ともなるかもしれません。
①ahamo ユーザー専用である(=ahamo を契約していないと申込不可)
ahamo の携帯電話回線契約者のみが利用できます。このため、まずは携帯回線をahamoに変更する必要があります。
◆まだ申込していない方は、以下のバナーから申し込みできます。
②オンラインで申し込む必要がある
これはahamoも同様ですが、オンライン申込専用のプランになります。ドコモショップで対面でやり取りしながら契約したい人には向きません。
③IPoE専用プランである(=PPPoE接続はできない)
ahamo光は、所謂新規格のIPoE専用プランです。ahamo光では、”OCNバーチャルコネクト”という規格を利用しており、こちらに対応したルーターが必須になります。古いルータは基本的に非対応ですので、買換が必要になる場合が多いです。
とはいえ、最近の無線LANルータ(Wi-Fiルータ)は、そこまで高くないのと(安いものだと4,000円台で買える)、格段に通信速度の高速化(ここではスマホ⇔ルータ間の速度を指します)を期待できるので、買い替えて損は基本的にないと思います。
ネットや店舗で購入する際は、OCNバーチャルコネクト対応と書かれているか確認してください。
④安い
このプランの特徴はこれに尽きます。
一戸建てで4,950円、マンションで3,630円という値段は破格です。
この記事を執筆している時点で、以下のようなキャンペーンも実施されており、乗り換えたとしても違約金などはカバーできます。
(1)dポイント 10,000pt進呈
(2)新規工事費無料 ※移転は対象外だが、2,000円ほどなので(1)でカバー可能。
また、もしahamo光を解約したとしても、違約金は1ヶ月分の料金のみとなっています。昔は非常に違約金が高かったイメージですが、今はだいぶよくなったものです(これはahamo光限らず)
3:安いけど大丈夫なのか?
…と契約を迷われている皆さんの大半は思っているはずです。以下に、私が半年間実際に使ってみた感想を記します。
①:基本的にどの時間帯でも速度低下したことはない
よく言われるのが、”夜になると速度が下がる”と言う声ですが、半年間利用してみて一度も感じたことはありません。これは、抑々IPoE接続の特徴でもあるのですが、基本的には従来の接続方式のPPPoE接続よりも快適に通信できる傾向にあります。
先述の通り、古いルータ(=OCNバーチャルコネクト対応でない)では利用できないのでそこだけご注意ください。
②:どの時間帯でも高速域を維持している
ここ半年利用してきた中のスピードテストで、少なくとも100Mbpsを下回ったことは一度もありません。安いから遅いみたいなことはないので安心ですね。
4:実際の通信速度 ※適宜更新
ここでは、実際に計測したスピードテストの結果を適宜更新して記載します。検討の材料になれば幸いです。
日付 | 時間帯 | 下り速度 | 上り速度 | 接続端末 | 接続種別 | ping値(ミリ秒) | ジッター(ミリ秒) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
平日 | 10時台 | 792Mbps | 347Mbps | iPhone 15 Pro | Wi-Fi(ax 5Ghz) | 6.0 | 1.0 |
平日 | 11時台 | 750Mbps | 354Mbps | iPhone 15 Pro | Wi-Fi(ax 5Ghz) | 7.0 | 1.0 |
平日 | 14時台 | 839Mbps | 369Mbps | iPhone 15 Pro | Wi-Fi(ax 5Ghz) | 6.0 | 1.0 |
平日 | 16時台 | 830Mbps | 249Mbps | iPhone 15 Pro | Wi-Fi(ax 5Ghz) | 6.0 | 0.0 |
平日 | 20時台 | 778Mbps | 374Mbps | iPhone 15 Pro | Wi-Fi(ax 5Ghz) | 6.0 | 1.0 |
平日 | 23時台 | 741Mbps | 373Mbps | iPhone 15 Pro | Wi-Fi(ax 5Ghz) | 6.0 | 0.0 |
休日 | 6時台 | 870Mbps | 385Mbps | iPhone 15 Pro | Wi-Fi(ax 5Ghz) | 6.0 | 1.0 |
平日 | 9時台 | 822Mbps | 250Mbps | iPhone 15 Pro | Wi-Fi(ax 5Ghz) | 6.0 | 1.0 |
休日 | 10時台 | 827Mbps | 464Mbps | iPhone 15 Pro | Wi-Fi(ax 5Ghz) | 6.0 | 0.0 |
休日 | 16時台 | 680Mbps | 279Mbps | iPhone 15 Pro | Wi-Fi(ax 5Ghz) | 6.0 | 1.0 |
休日 | 19時台 | 742Mbps | 369Mbps | iPhone 15 Pro | Wi-Fi(ax 5Ghz) | 6.0 | 1.0 |
休日 | 22時台 | 735Mbps | 321Mbps | iPhone 15 Pro | Wi-Fi(ax 5Ghz) | 6.0 | 1.0 |
※通信速度は、Wi-Fiルータなどにも依存します。(私が使っているTP-Linkのルータは上りが速くない傾向。)
5:(まとめ)安いが使える回線。気軽に変更してみては。
まとめです。他の光回線より安価ですが、安いから遅いとかは特になく、非常に優秀な回線です。安い理由は、インターネットで申込をしないといけないとか、専用ルータを用意しないといけないとか、自分でやらなければいけないことが多いからだと思います。こういう手続が苦でなければ、変更をおすすめできる回線です。
ちなみに、ahamoの回線が2,970円+ahamo光(マンション)が3,630円=6,600円なので、1人暮らしの単身でもおすすめだと思います。私なんかは、在宅勤務があったり、このようにブログを執筆したり、そして何よりYoutubeを4Kテレビで見ることが非常に多いので光回線が必須です。こんな使い方を少しでもされている場合、乗り換えると大変コスパがよくなります。
WiMAXなどのモバイルルーター、楽天モバイルなどの無制限プランもでていますが、所詮モバイル通信のため、安定性や速度は劣ります。私も過去両方利用していた時期がありますが、WiMAXは使い放題でもそこまで早くないのと、楽天モバイルはテザリングしないと他の機器で使えないのでホスト端末であるスマホが非常に熱くなるんですよね。
ぜひ、参考にしていただき、申込を検討してみてください。